先日、サッカーの2015国際ルールが公開されました。
http://rcj.robocup.org/rcj2015/soccer_2015.pdf
2015年ルールは2014年ルールに3点のみ変更を加えたもので、選手の皆さんがより競技を楽しめ、円滑に試合が行われるよう改良されています。
以下に2014年ルールからの変更点のみ解説します。
・マルチプルディフェンスについて
2014年ルールでは、マルチプルディフェンス時にはボールから遠い方のロボットを中央中立点に移動させていました。
2015年ルールでは、ボールから遠い方のロボットを近くの中立点に移動させます。
・故障やアウトオブバウンズ等により4台全てのロボットが退場となったときについて
2014年ルールでは、アウトオブバウンズが関わっている場合は、試合を続行、退場後1分経過したロボットから順次復帰できるとなっていました。
2015年ルールでは、4台全てのロボットがフィールドからいなくなった時点でリスタートを行います。退場時間が経過していないロボットも復帰できます。ただし故障ロボットについては、修理が完了していることが条件です。
・故障、アウトオブバウンズからの復帰について
2014年ルールでは、1分の退場時間が経過していないロボットはいかなる状況でも復帰できませんでした。
2015年ルールでは、1分が経過するか、その間にキックオフ(リスタート含む)が行われるときには、それに合わせて復帰することができます。ただし故障ロボットについては、修理が完了していることが条件です。