2020年3月4日水曜日

質問フォームへの投稿への回答(2020.2)

キットの使用および、ロボットの修理と予備機体に関する質問です。

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質問:
日本リーグについて、キットものをほぼ改造なく使用しているチームは実際問題として存在します。(今年のルールにおいても厳密にはルール違反ですが)これを看過したとして、壊れた場合、メイン基板が構造部材であり、全てを取り替える他ないケースが目立ちます。(予備機体にあたる)この場合の対処について、審判の裁定を統一すべきかと思います。
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回答:
ワールドリーグ2020日本語版 9.2.C ならびに、日本リーグ2020 8.2.2 のロボットの制作の項には、「商用キットを組み立てただけの画一的なロボット」を禁止する旨の記述があります。これはロボカップジュニアの理念にしたがい、選手が自主的かつ積極的に活動することを求めるとともに、各ノードやブロックにおけるメンターや指導者が理念やルールの下で指導する事を求めています。
既製品・非改造と思われるロボットに対しては、車検やインタビューなどを通じて指導を行う可能性があります。

また、質問にある「メイン基板の交換」についてですが、メイン基板の交換が出来る場合、これは部品の交換とみなします。ただし、他のロボットを故障機の代わりに出場させることは日本リーグルール3.1、ワールドリーグルール4.1の「3台目のロボットや他チームのロボットを試合に出場させること」となりますので、明らかなルール違反となります。

近年、メンテナンス性の向上ためにロボットの各部をモジュール化し、簡単に交換できるようにしているケースが見られます。メンテナンス性もロボットの重要なポイントのひとつですので、こういった点を意識してロボットを設計することはよいことです。ただし、これらの修理によってロボットの形状や質量が変化する場合は改造にあたりますので、改めて車検を受けて、ロボットが基準に適合しているかどうかを確認する必要があります。